【本セミナーは終了しました。ご視聴いただきありがとうございました。】
イベント概要
科学技術振興機構(JST)低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業のオンラインセミナーシリーズのご案内です。
オーストリア・ウィーンにある国際応用システム分析研究所(IIASA)所属の居乂義氏が、NGFS(Network for Greening the Financial System)の年次リリースにおけるワークストリームを紹介します。参加モデルチームによる成果物には、長期移行経路、気候リスク、移行リスクなどの変数が含まれます(シナリオポータルはこちら:https://www.ngfs.net/ngfs-scenarios-portal/)。シナリオ結果のレビュー利用者は130以上の中央銀行および金融監督機関です。リリースサイクルにおいて、中央銀行のレビュー担当者および各国の金融セクター利用者からのフィードバックがどのように収集・更新されるかについても紹介します。
モデレーターは東京大学大学院新領域創成科学研究科の亀山康子教授が務めます。
日時 | 2024年11月8日(金) 16:00~17:00(日本時間) |
開催形式 | Zoom/参加無料 オンライン参加300名(定員になり次第、受付を終了します) |
言語 | 英語(通訳なし) |
事前申込 | ※主催元であるJST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業および東京大学未来ビジョン研究センター持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)研究ユニットは、本イベントの情報を提供するため、お申込みの皆様の個人情報を収集させていただきますが、この情報は主催元以外のいかなる第三者にも開示いたしません。 |
対象 | 低炭素社会(カーボンニュートラル社会)や地球温暖化緩和策に関心のある社会人 (ある程度の予備知識のある研究者、企業、行政関係者) |
主催 | JST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業 「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」 東京大学未来ビジョン研究センター 持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)研究ユニット |
居乂義氏の紹介
講演者の居氏は、IIASAのエネルギー、気候、環境プログラムで研究員として活動しています。MESSAGEモデルを使用して、国別目標(NDCs)、ネットゼロ、1.5度などの政策シナリオを実行し、長期的な緩和経路を提供しています。これらのシナリオは、複数のプロジェクト(NGFS, SSPs,ELEVATE, CMINなど)にインプットとして使用されています。個人の研究分野は、産業の脱炭素化、緩和の金融リスク、気候政策手段に焦点を当てています。IIASAに参加する前は、5年間日本(東京大学と早稲田大学)でエネルギー経済における研究に従事していました。
JST社会シナリオプロジェクトと本ウェビナーシリーズの紹介
JST社会シナリオ研究プロジェクトは、わが国の経済・社会の持続的発展を伴う、科学技術を基盤としたカーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、望ましい社会の姿を描き、その実現に至る道筋や選択肢、戦略を示す社会シナリオ研究を推進することを目的としています。本プロジェクトでは、「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」研究に取り組んでいます。脱炭素技術の技術的・コスト的展望に関する定量的な解析、社会への導入のシナリオの検討とともに、カーボンニュートラル社会の実現を加速する新技術創出に資する研究開発から、成果の普及、社会への実装までを見据えた戦略策定や社会システム設計のための研究を行っています。 >> シナリオの専門家とのウェビナーシリーズは、この研究プロジェクトの一環であり、カーボンニュートラル社会への移行を加速するための知識と戦略の情報交換の促進とコミュニティ形成を企図しています。